無題
この前、彼に「いつまでも幸せにね」と送ったら、電話もメッセージも来て、最後はウチに来た。
どうにでもなれと思って、三年間思っていたことを順番なんかどうでもよく言い散らかした。
嫌いで別れたんじゃないなら、別れなくてよかったじゃん!ということ。
でも、私と別れたから今のしあわせがあるんだから、よかったよねと言うこと。
「19も年上だし、子供も産めないし・・・」
彼はそれは一緒になればどうにかなると思ってた・・・と言った。
「私と結婚したって、あなたのお父さんもお母さんも幸せな気持ちになれないから、やっぱりあの時別れたことは間違いじゃなかったんだよ。」私はそう言った。
彼は、言いまくり、泣きまくる私を抱きしめながら、その手で涙を拭き続けてくれた。
そして、「俺は、会いたいから会いに来る。それだけだから。」そう言っていた。
でも、次の日の朝、ふと思った。
私は、その時、一番大事な事を忘れていた。
それは・・・
私はバツイチで、息子がいるシングルマザーだということ。
その時の私は自分のことしか考えていなかったのだろう。
なんとも情けないことだが・・・。
いま、もし、結婚していたら、彼はいきなり受験生の父親になってしまい、学費の心配とかしないといけなくなる・・・(^_^;)
それを想うと・・・・・
5年前。
私と彼は付き合い始めることになった。
彼、26歳、私45歳。息子中学1年。
息子とも仲良くしてくれて、楽しかった。
でも、私の中で、幸せな未来を妄想しそうになるたび、「バツイチのシンママで、19も年上」という高すぎる壁が立ちはだかる。
「彼とは付き合えるけど、結婚はできない」
この言葉がいつも私をもやもやさせていた。
彼が、人として、男として、出会い、結婚し、子供が生まれ、家を建て、家族を守り幸せにする。
私と一緒になってしまっては、その道を歩けないことが分かり過ぎて辛かった。
結局、どーでもいいような、訳のわからないままの結末で別れた。
最初から、彼は私と結婚なんてするつもりもなく、遊びのつもりで付き合っていたのだろう。
私だけが彼との未来を妄想していただけかもしれない・・・寂しいけど(^_^;)
二週間後に行った合コンで知り合った彼女と、恋愛し、結婚し、子供が生まれ、そのうち家を建てる。
絵に描いたような幸せ街道を歩いている。
それを想えば、やはり、私と別れた事は大正解!
そう納得できる。
でも、好きな気持ちをどこへ持っていけばいいのか苦しくなる。
その波が寄せては返し、寄せては返すの繰り返し・・・。
アイツもそうなのかは知らないが、この五年間、別れていないかのように会っている。
不思議と言えば不思議な縁なのかもしれない。
結婚という枠では一緒にいられない二人なのだろうか・・・
自分でも上手く言えない・・・
彼に、色々言い散らかし、一晩経って、そんな事を思っていたら、逆に彼に、少しありがとうをいいたくなるような気もしてきた(^_^;)
この歳になって、今まで経験したことのない感情を引き出し、経験させてくれたこと。
恋ができたこと。
恋をしていること。
そんなことでもありがとうなのだ。
そう言わなきゃ・・・やってられない(笑)
ヽ(^o^)丿
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