ドアをノックする音がしたので出た。
アイツだった。

連絡手段を断ち切られたが、納得できずに来てしまったらしい。

「やっぱり・・・今でも好きだ」

何を言ってるんだこいつは・・・

そう思いながらも、私を訪ねてきたことをどこかで嬉しく思っている自分もいる。

私も・・・やっぱり今でも好きなのかもしれない。
いや、好きなんだと思う。

二人で同じぬいぐるみを持っていたのだが、今でも持っているという事を言いたかったようでわざわざ実家から持ってきたと言って私に見せた。

傷つきたくないから、もう会わないと決めたのに・・・。
私もアイツも弱い・・・。

さて、こうなってくると・・・
会わないと言ってからの三カ月、身なりも、ココロも何にも構わずに過ごしてきた。

でも、もしかしたら・・・
また会ってしまうかもしれないし、もう会わないかもしれない。

だから、いつ会ってしまってもいいようにきちんとしとかなきゃなんて思い始めた。

私も立派なオンナだ。

だって、今日の私は、眉毛伸びっぱなし、

髪ボサボサ、部屋着はＴシャツに短パン…

ただのおばちゃんだったから。

ダイエットもしなくちゃ…

？？？

神さま…私が進む方向を間違えないようにお導きください(^_^;)

.+*:ﾟ+｡.☆